弊所では、保険代理店向けの顧問契約(月5,000円~)を提供しております。
しかし・・・
「実際、顧問契約を通じて弁護士をどう活用すればいいの?」
と疑問を持たれる方も多いかと思います。
そこで、今回は、弁護士の上手な使い方をご紹介したいと思います。
1.顧客へのサービスの一環として活用
保険代理店は、損害賠償責任保険に加入している契約者から保険事故が発生した場合、契約者から法的な見解について問い合わせが来ることがあると思います。そのようなときに、顧問弁護士がいれば、すぐに連絡を取り、契約者の相談に対応することができます。特に、弊所のように複数の弁護士がいる場合、基本的に対応ができる弁護士が一人もいないという状況も考えにくく、迅速な対応が可能です。
また、法人契約者からの相談についても迅速な対応が可能です。特に、最近は、既に顧問弁護士の契約をしている法人契約者も増えているかと思いますが、セカンドオピニオンとして、保険代理店の顧問弁護士を利用することも可能です。
いずれにしても契約者に対して、保険代理店のサービスの一環として、いつでも弁護士に相談することができるとアピールすることができます。
2.事件・事故対応
交通事故の場合、自動車保険に示談代行サービスが付いているため、保険会社が契約者に変わって相手方と示談交渉を行うことができます。しかし、場合によっては、保険会社が示談代行できない場合もありますし、弁護士が介入することで慰謝料などの賠償額が大きく変わる(増額できる)場合があります。
また、弁護士費用特約が付いていれば契約者が弁護士費用を負担することなく弁護士に依頼することができます。
もちろん、弁護士は、契約者が自由に選ぶことができますが、より迅速かつ適切な事件解決のために保険代理店の方とコミュニケーションを取りながら進めた方が、契約者の満足度を高めることもできます。
その意味で、顧問弁護士に事故対応を依頼するメリットがあります。
交通事故だけでなく、法人・個人を問わず、各種紛争等に迅速に対応することができますので、保険代理店を通じて契約者のお困りごと解決に活用いただくことができます。
3.保険代理店内の問題発生予防・解決
顧問弁護士の活用方法として、一番知っていただきたいのは、保険代理店の問題発生防止と解決です。
近年、保険代理店内での労務トラブル(特に、退職時の契約移管問題、競業避止義務やハラスメント問題)や保険代理店同士のM&Aが増加しています。トラブルに対しては、事前にトラブルが発生しないように規定や契約関係を整理する必要があります。また、M&Aについては、不利な合併にならないように専門的な判断を要することになります。
このような場合に備えて、ぜひ顧問弁護士を活用していただきたいと思っています。常に、相談できる相手がいることによって、顧問弁護士との日常的な会話から思わぬトラブルの種を発見して、事前の策を講じることができる場合もあります。
4.勉強会・セミナー
これまで様々な活用方法を紹介しましたが、最後に、勉強会やセミナーでの活用を紹介いたします。顧問弁護士が保険代理店の主催するセミナーなどの講師を務めたり、保険代理店内の定例会議に参加しミニ勉強会を実施し従業員へ情報提供を行ったりすることも可能です。
保険営業の際のリスクの説明を弁護士の専門的知見から説明することによって、契約に繋がる場合もありますし、従業員の営業に活用できる情報を得てもらうこともできます。
以上が、弊所が提案する顧問弁護士の活用方法です。いかがでしょうか?「こんな使い方もあったのか!?」と思う、意外な方法もあったのではないでしょうか?
なお、弊所では、月額の顧問料に応じて、顧問料の範囲内で提供できるサービスも異なってきますので、ご興味持たれた方は是非一度お問い合わせください。
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